令和6年7月上旬に東京都内で解体建物を利用して、震災における倒壊木造家屋からの救出を想定した都市型捜索救助訓練を実施しました。
なんと、この訓練のために秋田県から参加する隊員も!!!
建物倒壊時の #ブリーチング ( #Breaching )は、大規模災害の際に、建物の壁や床などの障害物を破壊して通路を作る作業を指します。これは、要救助者の救助やアクセスの確保のために重要な技術です。
特に日本家屋においては、木造家屋でのブリーチング技術が求められます。過去の震災から今回の能登半島でも求められた技術です。
まずは、倒壊した建物の状況を評価し、最適なブリーチングのポイントを見つけること。これには、建物の構造、安全性、要救助者の位置などを考慮する必須があります。
救助資機材は、身の回りにある資機材で対応するわけで特別に必要とする資機材はありません。
能登半島地震でも、市民同士の共助によって救出された事例もあるほど。もちろん、我々にとって医療機関との連携は必須です。
ただし余震が継続する中、作業を行う前だけではなく常に安全を確保する必要があります。これには、周囲の安定化、防護具の着用、緊急退出経路/場所の確保が含まれます。
救助作業中の安全確保が最優先です。自己の安全を確保した上で、効率的かつ迅速に救助活動を進める必要があります。





今回の参加者も何より構造を理解した上で、継続的な訓練を行うべきと実感したはずです。
今回、提供してくれた東京都内のT様夫妻(家主)も本当に親切な方で感謝しかない。
最後のお言葉で『生前両親が暮らして居た建物を、最後こういった形で今後の救助現場での活動にお役に立てて両親も喜んで居る』と…。思い出の場所/建物を物音を立てながら破壊していく様子に心痛む思いもあったかもしれなかったがこんな言葉をいただき、参加した隊員は、励みにもなり胸熱く込み上げられたことでしょう。絶対に忘れないで欲しい。
更に、『株式会社 不二榮 様 』には業務多忙にも関わらず、快く解体現場を提供して頂きありがとうございました。
『助けて!』の声にいち早く気づき、発声と体動を失わせない。必ず助ける!!
そんな気持ちでこれからも精進していきます。



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