解体建物を利用して、震災における倒壊木造家屋からの救出を想定した都市型捜索救助訓練を実施しました。
倒壊木造家屋による突破口(ブリーチング)作成は、これまでの震災を含め、今回の能登半島地震でも多く使用されてる技術です。



まずは、救助者である自らの命と仲間の安全確保を含め、建物構造や地震の影響を考慮した作業についての確認を行いました。
突破口作成にあたっては、必要な資機材の取扱いの再確認、床/屋根からアクセスするための形状及びサイズ、危険箇所の確認など…
1日を通して、余震等が続く中でも建物の強度と隊員の安全を担保し、隊員の配置や迅速な破壊手技について共有することができました。
今後、首都直下地震や南海トラフ地震の発生が予測される中で、人命救助に携わる消防職員にとっては、これらの技術は必要となってきます。
これからも多くの消防職員に、これらの技術を知ってもらうために発信を続けたいと思います。
「助けて!」の声にいち早く気づき、発声と体動を失わせない。必ず助ける。
そんな気持ちで、これからも精進して参ります。
災強を目指して!!!
今回の機会を設けて頂きました東京土建本部関係者を始めとする各関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
特に、『家主様』及び『株式会社 不二榮 様』には業務多忙にも関わらず、快く解体現場を提供して頂きありがとうございました。
まだまだ能登半島地震による支援活動も継続されております。
休日を利用して必ず奥能登へ向かいます。


コメント